ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下値が固い

 17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が固い。2時時点では145.22円と24時時点(145.18円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。ロンドンフィキシングを通過後は伸び悩み、144.91円付近まで失速。本日高値の上145.30円に位置する日足一目均衡表・基準線が抵抗水準として意識されたほか、米10年債利回りが再び低下幅を広げたことも重しとなった。もっとも、一巡後は145.20円台まで切り返す展開に。ドルが対ポンドやユーロで買われた影響を受けた。

 ユーロドルは弱含み。2時時点では1.1502ドルと24時時点(1.1526ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。1.1530ドル台で上値を抑えられると、中東情勢を警戒したドル買いが再び強まった。ポンドドルが1.3470ドル割れまで下げ足を速めたことにも歩調を合わせ、1.1499ドルまでユーロ安ドル高が進んだ。

 ユーロ円は上値が重い。2時時点では167.04円と24時時点(167.34円)と比べて30銭程度のユーロ安水準。メルツ独首相の発言「米国は17日中に対イラン参戦の是非を決定へ」など、中東情勢に関する報道が嫌気されて米株は弱含み。リスクセンチメントの悪化が重しとなり、ユーロ円も166.97円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.41円 - 145.29円
ユーロドル:1.1499ドル - 1.1580ドル
ユーロ円:166.97円 - 167.61円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。