ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、小高い

 13日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は小高い。4時時点では137.32円と2時時点(137.21円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米地区連銀経済報告(ベージュブック)は「米経済活動は緩慢なペースで拡大」などとしつつも、「ほとんどの地区は価格圧力が少なくとも年末まで続く」との予想を示した。消費者物価指数(CPI)に関する懸念に触れたボスティック米アトランタ連銀総裁の発言も伝わり、2.9%ちょうど付近へ低下していた米10年債利回りは2.93%台へ持ち直した。足もとの金利上昇が景気に悪影響を与えるとの見方もあってか10年債利回りは2.9%ちょうど付近へ再び低下したが、FF金利先物が一時8割方も次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での1.00%利上げを織り込む動きに。ドル円は137.30円台へ持ち直した。

 ユーロドルは下押し。4時時点では1.0063ドルと2時時点(1.0082ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。米FOMCの大幅な利上げ織り込みもあって重い動き。一時1.0060ドル近辺へ軟化した。

 ユーロ円は重い。4時時点では138.18円と2時時点(138.34円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルのさえない推移に加えて、米株の上値が重く、リスク回避の円買い傾向も。138.10円付近までじり安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.70円 - 137.87円
ユーロドル:0.9998ドル - 1.0122ドル
ユーロ円:137.13円 - 138.80円

(関口)
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