米国債市場概況・13日 10年物国債利回り、2.93%に低下

 13日の米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。表面利率2.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は高い)2.93%で終えた。6月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ると売りが先行したものの、すぐに持ち直した。米連邦準備理事会(FRB)による大幅利上げ観測で、米経済が景気後退に陥る恐れがあるとの懸念が強まり、相対的に安全資産とされる米国債に買いが集まった。
 なお、2年債利回りは終値ベースで10年債を23ベーシスポイント(bp)上回り、景気後退の予兆とされる「逆イールド」が一段と進んだ。


(中村)
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