米国債市場概況・14日 10年物国債利回り、2.96%に上昇
14日の米国債券相場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反落。表面利率2.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は安い)2.96%で終えた。6月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことが分かると売りが先行したものの、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「7月は0.75%利上げが基本シナリオ」「市場は1%利上げに関してやや先走った可能性」と発言すると買い戻しが入り下げ渋った。市場で台頭していた1%の利上げ観測が後退し、債券を買い戻す動きが出た。
(中村)
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