欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、下値堅い

 31日の欧州外国為替市場でユーロドルは下値が堅い。22時時点では1.0008ドルと20時時点(0.9978ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ高水準だった。8月ADP全米雇用報告が+13.2万人と予想の+30.0万人を下回ったことを受けて米長期金利の上昇幅縮小とともに一時1.0018ドル付近まで買い戻しが入った。米金利が再び上昇したことで0.9980ドル台まで失速したが、再び1.0010ドル台を回復している。
 8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、前年比)速報値が市場予想を上回ったことを受けて、一部米金融機関は9月の欧州中央銀行(ECB)理事会で0.75%の利上げを予想しているという。

 ドル円は売り一時的。22時時点では138.59円と20時時点(138.72円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。低調な8月ADP全米雇用報告を受けて一時138.47円付近まで下押しする場面があった。もっとも、米中長期金利が再び上昇したため売りは長続きしなかった。

 ユーロ円は22時時点では138.71円と20時時点(138.42円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが底堅く推移したことを支えに138円台後半で値持ちがよかった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:138.27円 - 138.89円
ユーロドル:0.9972ドル - 1.0046ドル
ユーロ円:138.27円 - 139.13円

(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。