東京外国為替市場概況・10時 ドル円、伸び悩み

 29日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。10時時点では144.26円とニューヨーク市場の終値(144.16円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。昨日の海外時間にドル安が進んだ反動から全般にドル買いの動きが先行した。ドル買いの流れに沿って一時144.47円まで上昇。もっとも、市場では「国内輸出企業からの売りが観測された」との指摘もあり、一巡後は144.20円台まで押し戻された。

 ユーロドルは軟調。10時時点では0.9689ドルとニューヨーク市場の終値(0.9735ドル)と比べて0.0046ドル程度のユーロ安水準だった。ドル高が進んだ影響で一時0.9688ドルまで下押し。また、昨日大きく上昇したポンドドルも1.0804ドルまで売りに押された。

 ユーロ円も軟調。10時時点では139.78円とニューヨーク市場の終値(140.35円)と比べて57銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれて円買い・ユーロ売りが進み、一時139.76円まで値を下げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.07円 - 144.47円
ユーロドル:0.9688ドル - 0.9738ドル
ユーロ円:139.76円 - 140.37円

(岩間)
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