東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下げ渋り

 28日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。10時時点では144.73円とニューヨーク市場の終値(144.80円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。145円台を前に介入警戒感から売りが先行し、一時144.61円まで下押す場面があった。もっとも、その後は時間外の米10年債利回りが3.97%台まで上昇したことを支えに144.80円付近まで下げ渋った。

 ユーロドルは弱含み。10時時点では0.9572ドルとニューヨーク市場の終値(0.9594ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。米金利の上昇を背景にドル買いが進むなか、昨日安値の0.9569ドルを下抜けて一時0.9568ドルまで値を下げた。

 ユーロ円はさえない。10時時点では138.54円とニューヨーク市場の終値(138.91円)と比べて37銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれて138.44円まで売りに押された。日経平均株価が210円超下落となっていることも相場の重荷。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.61円 - 144.87円
ユーロドル:0.9568ドル - 0.9601ドル
ユーロ円:138.44円 - 138.98円

(岩間)
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