ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い動き。24時時点では144.70円と22時時点(144.70円)とほぼ同水準だった。23時発表の8月米新築住宅販売件数や9月米消費者信頼感指数が予想より強い内容だったことが分かると、米10年債利回りが一時3.9717%前後と2010年4月以来の高水準を更新。全般ドル買いが優勢となり、一時144.85円と日通し高値を付けた。ただ、米10年債利回りが低下に転じると伸び悩んだ。

 ユーロドルは24時時点では0.9622ドルと22時時点(0.9622ドル)とほぼ同じ水準だった。良好な米経済指標をきっかけにドル買いが進むと一時0.9599ドル付近まで下押ししたものの、アジア時間に付けた日通し安値0.9584ドルがサポートとして働くと下げ渋った。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では139.23円と22時時点(139.24円)と比べて1銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.06円 - 144.85円
ユーロドル:0.9584ドル - 0.9671ドル
ユーロ円:138.71円 - 139.55円

(中村)
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