ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では144.46円と22時時点(144.93円)と比べて47銭程度のドル安水準だった。9月米ISM製造業景気指数が50.9と予想の52.2を下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。アジア時間の安値144.51円を下抜けて一時144.41円と日通し安値を更新した。なお、米10年債利回りは前営業日比0.2295%低い3.5991%前後まで大幅に低下した。

 ユーロドルは強含み。24時時点では0.9813ドルと22時時点(0.9765ドル)と比べて0.0048ドル程度のユーロ高水準だった。米経済指標が予想を下回ったことを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが優勢になると、0.9828ドル付近まで持ち直した。

 ユーロ円は24時時点では141.77円と22時時点(141.52円)と比べて25銭程度のユーロ高水準。ドル円の下落につれた売りが出た半面、ユーロドルの上昇につれた買いが入り142.03円付近まで下値を切り上げた。

 オセアニア通貨は堅調。ダウ平均が一時660ドル超上昇するなど、米株式相場が底堅く推移するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に買いが集まった。豪ドル米ドルは0.6510米ドル、NZドル米ドルは0.5725米ドルまで上げたほか、豪ドル円は94.10円、NZドル円は82.74円と日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.41円 - 145.30円
ユーロドル:0.9753ドル - 0.9835ドル
ユーロ円:141.37円 - 142.46円


(中村)
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