ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、軟調

 6日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは軟調。24時時点では0.9841ドルと22時時点(0.9868ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが3.84%台まで上昇すると全般ドル買いが先行。欧米株価の下落に伴うリスク・オフのドル買いも入り、一時0.9818ドルと日通し安値を付けた。
 なお、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁はこの日、「インフレに関してまだやるべきことがある」「積極的な利上げを一時停止するのはかなり先」などと述べ、足もとで俄かに高まっている米連邦準備理事会(FRB)の利下げ転換期待をけん制した。

 ドル円は強含み。24時時点では144.87円と22時時点(144.73円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇に伴うドル買いが先行すると、前日の高値144.85円を上抜けて一時144.91円まで値を上げた。

 ユーロ円は頭が重い。24時時点では142.57円と22時時点(142.83円)と比べて26銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、米国株相場の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入り一時142.17円と本日安値を付けた。

 オセアニア通貨は軟調だった。ダウ平均が一時280ドル超下落するなど、米株式相場が軟調に推移するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが出た。豪ドル米ドルは0.6416米ドル、NZドル米ドルは0.5660米ドルまで値を下げたほか、豪ドル円は92.97円、NZドル円は82.00円と日通し安値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.39円 - 144.91円
ユーロドル:0.9818ドル - 0.9927ドル
ユーロ円:142.17円 - 143.46円


(中村)
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