米国債市場概況・16日 10年物国債利回り、3.49%に上昇
16日の米国債券相場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反落。表面利率4.125%の10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は安い)3.49%で終えた。欧州中央銀行(ECB)の積極的な金融引き締め観測を背景に欧州債相場が下落すると、米国債にも売りが波及した。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化も意識される。ただ、低調な米経済指標を受けて買い戻しが入ると下げ幅を縮めた。米景気後退への懸念が高まる中、安全資産とされる米国債に買いが入りやすい面もあった。
(中村)
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