今日の株式見通し=軟調か 日銀会合を前に円高への警戒が強まる

 東京市場は軟調か。先週末の米国株は上昇。ダウ平均は112ドル高の34302ドルで取引を終えた。金融株の決算が嫌気されて売りが先行したものの、下押し圧力は限定的。切り返してプラス転換し、高値圏で取引を終えた。為替市場では円高に勢いがついており、ドル円は足元127円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて290円安の25790円、ドル建てが260円安の25820円で取引を終えた。

 今週は17~18日に日銀金融政策決定会合が開催される。追加の政策修正があるとの懸念が強く、国内債券市場と為替市場が不安定となっている。ドル安進行で米国株は上がりやすくなるが、逆に日本株は円高進行が警戒されて売られやすい環境。米国株が上昇しているにもかかわらずCME225先物は下落スタートを示唆しており、日銀会合を前にリスク回避の売りに押されると予想する。場中もドル円の動向に神経質になると思われる。外需銘柄が嫌われることで、上げづらく下げやすい地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは25700円-26000円
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