ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、堅調

 30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。2時時点では130.35円と24時時点(130.26円)と比べて9銭程度のドル高水準。市場を動意づける米経済指標の発表もなく、明日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に商いは低調だったが、ドル円は堅調地合いを維持し130.47円まで上値を広げた。米債利回りが上げ幅を縮小する場面でも、ドル売りの反応は限られた。また、ユーロドルの上値が重くなっていることもドル円の支えになっている。

 ユーロドルは上値が重い。2時時点では1.0865ドルと24時時点(1.0891ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。月末前日のロンドンフィキシングはユーロポンドの売りが優勢になったことで、ユーロドルもつれ安になった。フィキシング通過後も上値が重いままで、17時に発表されたスペインのCPIが予想比を大幅に上振れて以後のユーロ買いの勢いも弱まり、1.0914ドルを高値に1.0860ドル台まで下押しした。
 なお、ユーロポンドは0.8803ポンドを高値に0.8779ポンド付近まで弱含んだ。

 ユーロ円は伸び悩み。2時時点では141.63円と24時時点(141.87円)と比べて24銭程度のユーロ安水準。3営業日続けて142円台の売りをこなせず、141円後半で伸び悩んでいる。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.21円 - 130.47円
ユーロドル:1.0853ドル - 1.0914ドル
ユーロ円:140.56円 - 141.98円


(松井)
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