今日の株式見通し=軟調か 米国株は利益確定売りが優勢

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は260ドル安の33717ドルで取引を終えた。FOMCの結果発表や主力グロース企業の決算を先に控えて、目先の利益を確定させる売りが優勢となった。テスラやエヌビディアなどグロース系の銘柄が大幅安となっており、3指数とも場中に下げ幅を広げて安値圏で終了している。ドル円は足元130円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて40円高の27410円、ドル建てが75円高の27445円で取引を終えた。

 日経平均が27日、30日と27500円を超えられずに足踏みしているところで米国株に大きめの下げが出てきたことから、売りに押される展開を予想する。ただ、米国株はここまでの動きが良かっただけに、FOMCを前に売りが出てくるのは当然のこと。CME225先物は米国株が弱かった割には値を保っており、そこまで悲観ムードは高まらないだろう。ここ数日の日本株は上値は重い一方で下値も堅い。買いを入れづらい地合いが想定されることからマイナス圏で推移するとみるが、大きく下げるような場面があれば押し目買いは入りやすく、場中は比較的落ち着いた動きになると予想する。日経平均の予想レンジは27200円-27500円
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