米国債市場概況・8日 10年物国債利回り、3.61%に低下

 8日の米国債券相場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反発。表面利率4.125%の10年物国債利回りは前営業日比0.06%低い(価格は高い)3.61%で終えた。米連邦準備理事会(FRB)高官らのタカ派的な発言が相次ぐと、米利上げの早期停止観測が後退。債券売りが先行し、利回りは一時3.6904%前後と約1カ月ぶりの高水準を更新した。ただ、好調な10年債入札をきっかけに債券買いが強まると上げに転じた。

(中村)
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