ロンドン為替見通し=1月独CPI速報値とビルロワドガロー仏中銀総裁の講演に要注目か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、1月独消費者物価指数(CPI)速報値とビルロワドガロー仏中銀総裁の講演に注目する展開が予想される。
1月独CPI速報値は、前月比+0.8%/前年比+8.9%と予想されており、12月の前月比-0.8%/前年比+8.6%からのインフレ率上昇が見込まれている。
1月のユーロ圏CPIは、前年比+8.5%と12月の前年比+9.2%から伸び率は鈍化しており、ドイツはインフレ高進と景気減速が併存するスタグフレーションへの警戒感が高まることになる。
ビルロワドガロー仏中銀総裁は、インフレが今年上半期にピークに達し、その後鈍化する可能性が高いとの見立て、そして2024年か25年までに2%前後まで抑制する決意を表明しており、本日の講演でも同様の見解が予想される。
市場は、3月の欧州中央銀行(ECB)理事会で0.50%の追加利上げ、そしてターミナルレート(利上げの最終到達点)を3.70%前後と予想しており、仏中銀総裁のターミナルレートへの言及に要注目か。
本日は、ベイリー・イングランド銀行(BOE)総裁の議会証言が予定されており、先日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)での利上げサイクルの終了示唆などへの言及に注目しておきたい。ベイリー総裁は、「『これで終わり』とは言っていない。見通しにおける最大のリスクはインフレの上振れだ」とも述べていた。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0851ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:141.47円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0634ドル(1/9安値)
・ユーロ円:139.94円(2/3安値)
(山下)
1月独CPI速報値は、前月比+0.8%/前年比+8.9%と予想されており、12月の前月比-0.8%/前年比+8.6%からのインフレ率上昇が見込まれている。
1月のユーロ圏CPIは、前年比+8.5%と12月の前年比+9.2%から伸び率は鈍化しており、ドイツはインフレ高進と景気減速が併存するスタグフレーションへの警戒感が高まることになる。
ビルロワドガロー仏中銀総裁は、インフレが今年上半期にピークに達し、その後鈍化する可能性が高いとの見立て、そして2024年か25年までに2%前後まで抑制する決意を表明しており、本日の講演でも同様の見解が予想される。
市場は、3月の欧州中央銀行(ECB)理事会で0.50%の追加利上げ、そしてターミナルレート(利上げの最終到達点)を3.70%前後と予想しており、仏中銀総裁のターミナルレートへの言及に要注目か。
本日は、ベイリー・イングランド銀行(BOE)総裁の議会証言が予定されており、先日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)での利上げサイクルの終了示唆などへの言及に注目しておきたい。ベイリー総裁は、「『これで終わり』とは言っていない。見通しにおける最大のリスクはインフレの上振れだ」とも述べていた。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0851ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:141.47円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0634ドル(1/9安値)
・ユーロ円:139.94円(2/3安値)
(山下)