ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ユーロドル、3日続落
22日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3日続落。終値は1.0605ドルと前営業日NY終値(1.0648ドル)と比べて0.0043ドル程度のユーロ安水準だった。時間外取引で一時3.9663%前後と昨年11月10日以来の高水準を記録した米10年債利回りが3.88%台まで低下するとユーロ買い・ドル売りが先行。24時前に1.0660ドル付近まで値を上げた。
ただ、アジア時間に付けた日通し高値1.0664ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだユーロ売りのフローも観測された。
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月31-2月1日分)で「ほぼ全ての当局者は0.25%の利上げが適切との点に同意。数人の当局者は0.50%の利上げを明確に支持、または支持してもよいと表明」「インフレの上振れリスクが依然として政策見通しを形成する上で重要な要因」との見解が示されると、米長期金利が低下幅を縮小し全般ドル買いが活発化。5時過ぎに一時1.0599ドルと日通し安値を付けた。
ドル円は4営業日ぶりに小反落。終値は134.84円と前営業日NY終値(135.01円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下などを手掛かりに円買い・ドル売りが先行。ブラード米セントルイス連銀総裁が「政策金利を5%以上に引き上げる必要がある」と述べた一方、「2023年はインフレを抑制できる見込みがある」との見解を示したことも相場の重しとなり、一時134.37円と日通し安値を更新した。
ただ、前日の安値134.15円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。FOMC議事要旨を受けて米金利が低下幅を縮めると、ドル円にも買い戻しが入り134.99円付近まで下げ渋った。
ユーロ円は4日ぶりに反落。終値は143.09円と前営業日NY終値(143.78円)と比べて69銭程度のユーロ安水準。ユーロドルがさえない動きとなったことでユーロ円にも売りが出て一時143.05円と日通し安値を付けた。
本日の参考レンジ
ドル円:134.37円 - 135.06円
ユーロドル:1.0599ドル - 1.0664ドル
ユーロ円:143.05円 - 143.97円
(中村)
ただ、アジア時間に付けた日通し高値1.0664ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだユーロ売りのフローも観測された。
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月31-2月1日分)で「ほぼ全ての当局者は0.25%の利上げが適切との点に同意。数人の当局者は0.50%の利上げを明確に支持、または支持してもよいと表明」「インフレの上振れリスクが依然として政策見通しを形成する上で重要な要因」との見解が示されると、米長期金利が低下幅を縮小し全般ドル買いが活発化。5時過ぎに一時1.0599ドルと日通し安値を付けた。
ドル円は4営業日ぶりに小反落。終値は134.84円と前営業日NY終値(135.01円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下などを手掛かりに円買い・ドル売りが先行。ブラード米セントルイス連銀総裁が「政策金利を5%以上に引き上げる必要がある」と述べた一方、「2023年はインフレを抑制できる見込みがある」との見解を示したことも相場の重しとなり、一時134.37円と日通し安値を更新した。
ただ、前日の安値134.15円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。FOMC議事要旨を受けて米金利が低下幅を縮めると、ドル円にも買い戻しが入り134.99円付近まで下げ渋った。
ユーロ円は4日ぶりに反落。終値は143.09円と前営業日NY終値(143.78円)と比べて69銭程度のユーロ安水準。ユーロドルがさえない動きとなったことでユーロ円にも売りが出て一時143.05円と日通し安値を付けた。
本日の参考レンジ
ドル円:134.37円 - 135.06円
ユーロドル:1.0599ドル - 1.0664ドル
ユーロ円:143.05円 - 143.97円
(中村)