東京外国為替市場概況・15時 豪ドル、下落

 7日午後の東京外国為替市場で豪ドル/ドルは下落。豪準備銀行(RBA)は予想通りに政策金利を3.60%に引き上げたものの、声明文がハト派寄りだったことで、0.6694ドルまで下落した。豪ドル円も91.07円まで下落した。
 RBA声明文では、これまで「金融引き締め策を数カ月継続する」としていたものが、「数カ月」の部分が削除された。また、「月次CPIは、豪インフレがピークに達したことを示唆」とも公表された。

 ドル円は小動き。15時時点では135.99円と12時時点(135.96円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。今夜のパウエルFRB議長の議会証言を控えて動きづらい展開となった。また、9日、10日、13日のNYカットオプションが控えていることで、136.00円付近での小動きが続いた。

 ユーロドルは上値が抑えられる。15時時点では1.0684ドルと12時時点(1.0687ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。1.0695ドルに控えている大きめの13日のNYカットオプションが上値を抑える展開が続いた。

 ユーロ円も上値が重い。15時時点では145.30円と12時時点(145.31円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが高値圏で伸び悩んでいることで、145円台前半で上値が重い展開となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.83円 - 136.18円
ユーロドル:1.0677ドル - 1.0693ドル
ユーロ円:145.11円 - 145.44円

(山下)
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