米国債市場概況・30日 10年物国債利回り、3.55%に低下

 30日の米国債券相場で長期ゾーンは上昇。表面利率3.500%の10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は高い)3.55%で終えた。米欧の金融システムに対する不安が一段と和らぐ中、相対的に安全資産とされる米国債には売りが先行したものの、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。月末・四半期末を控えて機関投資家による保有債券の残存年限を長期化するための買いが入ると上げに転じた。

(中村)
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