米国債市場概況・10日 10年物国債利回り、3.42%に上昇
10日の米国債券相場で長期ゾーンは続落。表面利率3.500%の10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は安い)3.42%で終えた。前週末発表の3月米雇用統計を受けて、米景気懸念が和らぐと、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。米連邦準備理事会(FRB)が5月に追加利上げを行うとの見方が高まったことも債券売りを促した。ただ、12日の3月米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの思惑から売りも限られた。
(中村)
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