ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、弱含み

 25日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。4時時点では133.58円と2時時点(133.83円)と比べて25銭程度のドル安水準。米地銀ファーストリパブリック銀行株が一時44%急落するなど、金融システム不安が再燃し、米株は軟調な動きとなった。米10年債利回りも一時3.37%台まで低下するなどリスク回避の動きが進み、ドル円は21日安値133.55円、買いオーダーが観測された133.50円などを割り込み133.37円まで弱含んだ。
 もっとも、本日は引け後にマイクロソフト、アルファベットなどの決算発表を控えていることもあり、133円前半からさらに下押しする余力はなかった。

 ユーロドルは安値圏でもみ合い。4時時点では1.0972ドルと2時時点(1.0968ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。リスク回避の動きで1.0964ドルまでユーロ売り・ドル買いが一時進んだ。その後、米金利が低下幅を広げる場面でも、欧州金利が本日は大幅に低下したことで、ドル売りにはならず日通し安値に近い水準でもみ合い。

 ユーロ円は上値が重い。4時時点では146.57円と2時時点(146.79円)と比べて22銭程度のユーロ安水準。リスク回避の動きが進むと146.29円まで下値を広げた。その後の戻しも浅く、上値が重く推移している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.37円 - 134.47円
ユーロドル:1.0964ドル - 1.1067ドル
ユーロ円:146.29円 - 148.62円


(松井)
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