今日の株式見通し=軟調か 金融不安が再燃し米国株は大幅安
東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は344ドル安の33530ドルで取引を終えた。預金が40%減少したことが判明したファースト・リパブリック・バンクが1日で5割近い下落となり、他の地銀株にも売りが波及。貨物大手のUPSも決算を材料に急落し、リスクオフの様相が強まった。ドル円は足元133円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて250円安の28370円、ドル建てが220円安の28400円で取引を終えた。なお、引け後に決算を発表したマイクロソフトとアルファベットはともに時間外で大きく上昇している。
米国株が値幅を伴った下げとなり、CME225先物も大幅下振れスタートを示唆していることから、大きく水準を切り下げて始まることになるだろう。日経平均は足元で高値もみ合いが続いており、下放れとなればその流れにベットする売りも出てきやすい。ただ、マイクロソフトとアルファベットが時間外で上昇していることを踏まえると、米国のリスクオフは一時的にとどまる可能性もある。米国の長期金利は大きく低下しており、これはグロース株には支援材料。日本は現時点で金融不安が顕在化しているわけではない。これらの点から米国株の大幅安の影響は幾分緩和され、売り一巡後は押し目買いが下値を支えると予想する。日経平均の予想レンジは28300円-28550円
米国株が値幅を伴った下げとなり、CME225先物も大幅下振れスタートを示唆していることから、大きく水準を切り下げて始まることになるだろう。日経平均は足元で高値もみ合いが続いており、下放れとなればその流れにベットする売りも出てきやすい。ただ、マイクロソフトとアルファベットが時間外で上昇していることを踏まえると、米国のリスクオフは一時的にとどまる可能性もある。米国の長期金利は大きく低下しており、これはグロース株には支援材料。日本は現時点で金融不安が顕在化しているわけではない。これらの点から米国株の大幅安の影響は幾分緩和され、売り一巡後は押し目買いが下値を支えると予想する。日経平均の予想レンジは28300円-28550円