米国債市場概況・19日 10年物国債利回り、3.67%に上昇

 19日の米国債券相場で長期ゾーンは6日続落。表面利率3.375%の10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は安い)3.67%で終えた。前日に米金融引き締めの長期化観測が強まったほか、米債務上限問題を巡り与野党が合意できるとの楽観的な見方が広がり、債券売りが先行した。利回りは一時3.7186%前後と約2カ月ぶりの高水準を付けた。
 ただ、債務上限を巡る与野党協議が「中断した」と伝わると債券を買い戻す動きが広がり下値が堅くなった。

(中村)
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