予想とまとめ
今日の予想
今週の予想はこちら今日のイベントスケジュール
10日
(時間は日本時間)
国内
08:30 | ◇ | 11月家計調査(消費支出、予想:前年比▲0.9%) |
08:50 | ◇ | 12月外貨準備高 |
14:00 | ◇ | 11月景気動向指数速報値(予想:先行107.2/一致115.3) |
海外
15:45 | ◇ | 12月スイス失業率(季節調整前、予想:2.8%) |
16:00 | ◇ | 11月トルコ失業率 |
16:00 | ◇ | 11月トルコ鉱工業生産 |
16:00 | ◎ | 12月ノルウェー消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.1%/前年比2.5%) |
16:45 | ◇ | 11月仏鉱工業生産(予想:前月比横ばい) |
16:45 | ◇ | 11月仏消費支出(予想:前月比0.2%) |
19:30 | ◎ | 11月インド鉱工業生産(予想:前年同月比4.1%) |
21:00 | ◎ | 12月ブラジルIBGE消費者物価指数(IPCA、予想:前年同月比4.88%) |
21:00 | ◇ | 11月メキシコ鉱工業生産(季調済、予想:前月比横ばい) |
22:30 | ◇ | 11月カナダ住宅建設許可件数(予想:前月比1.4%) |
22:30 | ☆ | 12月カナダ雇用統計(予想:新規雇用者数変化2.50万人/失業率6.9%) |
22:30 | ☆ | 12月米雇用統計(予想:非農業部門雇用者数変化16.0万人/失業率4.2%/平均時給、前月比0.3%/前年比4.0%) |
24:00 | ◎ | 1月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値、予想:73.8) |
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
上値と下値の目安
ドル円
レジスタンス2 | 159.45(2024/7/12高値) |
---|---|
レジスタンス1 | 158.86(2024/7/16高値) |
前日終値 | 158.14 |
サポート1 | 157.29(日足一目均衡表・転換線) |
サポート2 | 156.84(21日移動平均線) |
ユーロドル
レジスタンス2 | 1.0428(日足一目均衡表・基準線) |
---|---|
レジスタンス1 | 1.0358(1/8高値) |
前日終値 | 1.0300 |
サポート1 | 1.0226(1/2安値) |
サポート2 | 1.0163(2022/11/11安値) |
本日の東京外国為替市場のドル円は、今夜発表される米12月雇用統計を控えて動きづらい展開が予想される。
昨日発表された日本の11月の実質賃金は4カ月連続のマイナスだったものの、基本給に相当する所定内給与は32年ぶりの高い伸びとなった。また、日銀支店長会議での賃上げに関する報告では、全体としては継続的な賃上げが必要との認識が幅広い業種・規模の企業に浸透してきているものの、2025年の賃金設定に関して慎重な姿勢が示された。
植田日銀総裁は、春闘に向けた賃上げのモメンタムを確認するために、「もうワンノッチ(1段階)情報を待ちたい」と述べていたが、「ワンノッチ」は満たされなかった。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場が示す今月の日銀金融政策決定会合での追加利上げ確率は47%となっている。
米12月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+16.0万人と予想されており、11月の同比+22.7万人からの増加幅の減少が見込まれており、失業率は4.2%で11月と変わらずと予想されている。12月の米国の雇用関連市場は、ISM製造業、非製造業雇用指数、ADP全米雇用報告などは、11月に比べて悪化していたことで、市場予想は整合的だと思われる。
12月の米雇用統計の数字が予想から大幅に外れていない限り、20日のトランプ次期米大統領の就任式に向けて、現在の米金利上昇やドル高基調には変化はないと思われる。しかし、米国の雇用統計に関する懸念材料としては、2月7日に公表予定の年次ベンチマーク改定の確定値が、昨夏の速報値(81万8000人の下方修正)からさらなる下方修正が警戒されていることが挙げられる。
また、今後はパウエルFRB議長やウォラーFRB理事が言及している「市場ベースインフレ(Market-Based Gauge)」にも注視せざるを得ない状況となっている。このインフレ指標は昨年の5月からずっと前年同月比2.4%の上昇率付近でほぼ変わらないらしく、今年の追加利下げ継続を支持している。
日米の金融政策に関する今月の日程は以下の通りとなる。
14日:氷見野日銀副総裁講演
20日:トランプ次期米大統領就任
23-24日:日銀金融政策決定会合(利上げ確率 47%)
28-29日:米連邦公開市場委員会(FOMC)(据え置き確率 93%)
本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性に関しては、過去の介入実施時間帯から、本日の金曜日のニューヨーク市場や来週月曜日の東京市場休場に警戒しておきたい。