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ドル・円相場:1ドル=154.61円(前営業日比△0.89円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.25円(△0.48円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0623ドル(▲0.0032ドル)
ダウ工業株30種平均:43910.98ドル(▲382.15ドル)
ナスダック総合株価指数:19281.40(▲17.36)
10年物米国債利回り:4.42%(△0.12%)
WTI原油先物12月限:1バレル=68.12ドル(△0.08ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2606.3ドル(▲11.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
主な米経済指標
特になし
各市場の動き
・ドル円は続伸。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.44%台まで上昇すると全般ドル買いが先行。レジスタンスとして意識されていた7日の高値154.71円を上抜けて一時154.92円と7月30日以来の高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時106.18と5月1日以来の高値を付けた。
米大統領選挙でトランプ前大統領の当選が確実になって以降、輸入品への関税引き上げでインフレが再燃するとの懸念や、財政出動が増えるとの見方を背景に米長期金利が上昇傾向にあり、ドルが買われやすい地合いとなっている。
・ユーロドルは3日続落。独連立政権崩壊でユーロ圏景気への懸念が意識される中、欧州時間発表の11月独ZEW景況感指数が予想を下回ると全般ユーロ売りが優勢となった。米長期金利の上昇に伴うドル買いも入り、4月16日の安値1.0601ドルを下抜けて一時1.0595ドルと昨年11月以来約1年ぶりの安値を更新した。市場では「トランプ・トレードの継続と独政局不安で下サイドへの警戒感が強い」との声が聞かれた。
・ユーロ円は続伸。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが優勢になると、取引終了間際に一時164.33円と日通し高値を更新した。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは底堅い動き。NY序盤に対ドルで8万5133ドル前後まで下押ししたものの、引けにかけては再び強含んだ。6時前には8万9956ドル前後まで上昇し、日本時間夕刻に付けた史上最高値8万9968ドル前後に迫った。対円では6時前に1389万円台まで買われ、過去最高値を記録した。仮想通貨に好意的とみられるトランプ氏の米大統領選勝利が引き続き材料視された。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。トランプ次期政権が掲げる規制緩和や減税への期待から、連日で史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが優勢となった。市場では「短期的な過熱感から主力株の一角に持ち高調整の売りが出た」との声が聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6日ぶりに反落。前日までに5日続伸し、史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。トランプ次期米大統領が掲げる追加関税導入など財政拡張的な政策でインフレが再燃するとの懸念から債券売りが広がった。
・原油先物相場は3日ぶりに反発。前日まで価格が下落しており、割安感から買いが入った。ただ、石油輸出国機構(OPEC)がこの日、月報で今年と来年の石油需要の見通しを引き下げたことから、買いの動きは限定的となった。
・金先物相場は3日続落。米大統領選でのトランプ氏勝利により、市場では同氏が公約に掲げる減税や規制緩和への期待から株式などに資金が流入。米長期金利が上昇してドルが買われる中、ドル建てで取引される金に割高感が出たことも重しとなった。