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ドル・円相場:1ドル=155.41円(13日15時時点比△0.50円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.25円(▲0.15円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0569ドル(▲0.0044ドル)
FTSE100種総合株価指数:8030.33(前営業日比△4.56)
ドイツ株式指数(DAX):19003.11(▲30.53)
10年物英国債利回り:4.520%(△0.021%)
10年物独国債利回り:2.390%(△0.028%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
主な欧州経済指標
特になし
各市場の動き
・ドル円は底堅い動き。米重要指標の発表を控えてしばらくは155.00円を挟んだもみ合いの展開が続いていた。ただ、米労働省が発表した10月米消費者物価指数(CPI)が前月比0.2%/前年比2.6%、エネルギーと食品を除くコア指数が前月比0.3%/前年比3.3%と市場予想通りの結果となったことが分かると、当初はドル売りで反応。23時過ぎに一時154.34円と日通し安値を付けた。
ただ、押し目を拾いたい向きは多く、売り一巡後は買い戻しが優勢に。市場では「インフレ鈍化に向けた進展は幾分失速しているようだ。12月17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測に変化はないものの、来年の利下げペースは鈍る可能性がある」との声が聞かれた。米CPI発表直後に4.35%台まで低下した米10年債利回りが4.44%台まで上昇したことも買い戻しを促し、3時過ぎには155.47円と7月24日以来の高値を更新した。
なお、ローガン米ダラス連銀総裁は「米連邦準備理事会(FRB)には追加利下げの余地があるものの、慎重に進める必要がある」との考えを示した。
・ユーロドルは一転下落。米CPI発表直後はドル売りが優勢となり一時1.0653ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0663ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速した。ユーロ圏では利下げが続くとの見方が根強い中、24時過ぎには一時1.0556ドルと昨年11月以来約1年ぶりの安値を更新した。市場では「米国のインフレは全般的には下方傾向をたどりながらも、インフレとの闘いが足踏み状態となっていることを今回の数字は浮き彫りにした」との声が聞かれた。
・ユーロ円は一進一退。22時30分前に一時164.80円と本日高値を付けたものの、24時過ぎには163.64円の本日安値まで押し戻された。ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げ、164.28円付近まで下げ渋った。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは上値を試す展開。対ドルでは一時9万3462ドル前後と史上最高値を更新した。対円でも1448万円台と過去最高値を更新した。仮想通貨に好意的とみられるトランプ氏の米大統領選勝利が引き続き材料視された。市場では「機関投資家の買いが増えている」との声が聞かれた。
・ロンドン株式相場は小反発。前日に約3カ月ぶりの安値を付けたあとだけに自律反発狙いの買いが入った。ただ、そのあとは米インフレ指標の結果を見極めたいとのムードが広がり、徐々に値動きが鈍った。アストラゼネカなど医薬品株の一角に買いが入ったほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。半面、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られた。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら続落し、9月25日以来の安値となった。独連立政権崩壊で景気への懸念が意識される中、この日も売りが続いた。ただ、そのあとは米インフレ指標の結果を見極めたいとのムードが広がり、売りに一服感が出た。個別ではポルシェ・オートモービル・ホールディング(6.17%安)やインフィニオン・テクノロジーズ(4.70%安)、バイエル(3.52%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。