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ドル・円相場:1ドル=143.52円(25日15時時点比▲0.10円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.29円(△0.54円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1376ドル(△0.0045ドル)
FTSE100種総合株価指数:8415.25(前営業日比△7.81)
ドイツ株式指数(DAX):22242.45(△177.94)
10年物英国債利回り:4.479%(▲0.021%)
10年物独国債利回り:2.469%(△0.021%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
主な欧州経済指標
<発表値> <前回発表値>
3月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比) 0.4% 0.7%・改
(前年比) 2.6% 1.8%・改
3月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比) 0.5% 0.7%・改
(前年比) 3.3% 1.8%・改
4月仏企業景況感指数
96 97
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
各市場の動き
・ドル円は伸び悩み。日米財務相会談で円安是正に関する議論がなかったことや米中貿易摩擦の緩和期待から円売り・ドル買いが先行した。NY時間発表の4月米ミシガン大学消費者態度指数確報値が52.2と予想の50.8を上回ったことも相場の支援材料となり、一時144.03円と14日以来の高値を付けた。
ただ、144円台での滞空時間は短かった。週末を控えたポジション調整目的の売りが出たほか、米長期金利の低下に伴うドル売りが出ると一時143.45円付近まで下押しした。トランプ米大統領が「対中関税は何らかの譲歩がない限り引き下げない」「再度、関税を一時停止することはないだろう」と述べたことも相場の重し。
なお、中国政府はこの日、「中国と米国は関税に関する協議や交渉を行っていない」「米国は協議に関し国民をミスリードすべきではない」と表明した一方、トランプ米大統領は「中国の習近平国家主席から電話があった」と主張した。
・ユーロドルは強含み。しばらくは1.13ドル台半ばでのもみ合いの展開が続いていたが、NY市場に入ると一時1.1389ドル付近まで値を上げた。米長期金利の低下に伴うドル売りが出たほか、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ買いのフローが観測された。
ただ、本日早朝に付けた日通し高値1.1394ドルや前日の高値1.1398ドルが目先レジスタンスとして意識されると若干伸び悩んだ。
・ユーロ円は底堅い。しばらくは162円台後半でのもみ合いが続いていたが、NY市場に入ると買いが強まった。ユーロドルの上昇につれた買いが入ったほか、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ買いのフローが入り一時163.76円と日通し高値を付けた。
・ロンドン株式相場は小幅ながら10日続伸。米中貿易戦争激化への懸念が和らぎ、買いが入った。ただ、足もとで相場上昇が続いたあとだけに、短期的な過熱感から利益確定目的の売りが出ると伸び悩んだ。ロールス・ロイス・ホールディングスやBAEシステムズなど資本財サービス株が買われた半面、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られた。
・フランクフルト株式相場は4日続伸。米中貿易摩擦の緩和期待から前日の米国株相場や本日のアジア株相場が上昇すると、欧州株にも買いが波及した。個別ではMTUエアロ・エンジンズ(4.64%高)やブレンターク(4.49%高)、ハイデルベルク・マテリアルズ(3.78%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。