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ただ、売り一巡後は141円台半ばまで下げ幅を縮小した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はFOMC後の会見で「雇用とインフレのリスクはほぼ均衡している」「FRBは今後も会合ごとに決定を下していく」との見解を示したほか、「FRBが急いでいることを示唆する予測は何もない」「0.50%の利下げを新たなペースと見なすべきではない」などと言及。早いペースでの追加利下げに対する警戒感が緩み、ドルの買い戻しが入った。
なお、同時に公表されたFOMCメンバーによる金利見通しでは、2024年末時点の中央値が4.375%、25年末時点が3.375%、26年末時点が2.875%となった。想定通りであれば年内に0.5%、来年は計1.0%の追加利下げが実施されることになる。
ユーロドルは強含み。4時時点では1.1148ドルと2時時点(1.1124ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。FOMC後は全般にドル売りが進んだ流れに沿って、一時1.1189ドルと8月27日以来の高値を更新。もっとも、パウエルFRB議長の発言が伝わったことでドルの買い戻しが入ると、1.11ドル台前半まで伸び悩んだ。
ユーロ円は4時時点では157.34円と2時時点(157.83円)と比べて49銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれて157.13円付近まで弱含む場面があったものの、その後は157円台後半まで下げ渋った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.45円 - 142.42円
ユーロドル:1.1108ドル - 1.1189ドル
ユーロ円:157.05円 - 158.32円