ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では138.99円と22時時点(138.69円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが上昇に転じたことを手掛かりに円売り・ドル買いが優勢になると、一時139.00円と昨年11月30日以来約半年ぶりの高値を更新した。米債務上限問題を巡る与野党協議が進展せず、欧米株価が軟調に推移したこともリスク・オフのドル買いを誘った。
 米共和党交渉担当者の1人であるグレイブス下院議員はバイデン政権との債務上限問題を巡る交渉について「進展はない」と発言。欧州を代表する株価指数のひとつユーロ・ストックス50指数が2%超急落し、ダウ平均は240ドル超下げた。

 ユーロドルは頭が重い。24時時点では1.0762ドルと22時時点(1.0789ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。対オセアニア通貨中心にリスク・オフのドル買いが優勢になると、ユーロドルにも売りが出た。24時前には1.0758ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では149.59円と22時時点(149.64円)と比べて5銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.23円 - 139.00円
ユーロドル:1.0748ドル - 1.0801ドル
ユーロ円:148.84円 - 149.74円

(中村)
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