ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上値重い
23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。24時時点では138.53円と22時時点(138.85円)と比べて32銭程度のドル安水準だった。カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が「インフレ率が高止まりした場合、追加利上げが必要となる可能性」と述べたことを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。22時前に一時138.91円と年初来高値を更新した。
ただ、節目の139.00円に接近した場面では戻り売りなどが出たため伸び悩んだ。米10年債利回りが上昇幅を縮めたことも相場の重しとなり、138.29円付近まで下押しした。
なお、5月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は製造業が予想を下回った一方、サービス部門が予想を上回った。また、5月米リッチモンド連銀製造業景気指数は予想より弱い内容となった半面、4月米新築住宅販売件数は予想より強い内容となるなど強弱入り混じる結果となった。
ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0778ドルと22時時点(1.0764ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言を受けて、22時過ぎに一時1.0763ドルと日通し安値を付けたものの、19日の安値1.0760ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが進んだ。
ユーロ円はもみ合い。24時時点では149.32円と22時時点(149.46円)と比べて14銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.24円 - 138.91円
ユーロドル:1.0763ドル - 1.0821ドル
ユーロ円:149.11円 - 150.06円
(中村)
ただ、節目の139.00円に接近した場面では戻り売りなどが出たため伸び悩んだ。米10年債利回りが上昇幅を縮めたことも相場の重しとなり、138.29円付近まで下押しした。
なお、5月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は製造業が予想を下回った一方、サービス部門が予想を上回った。また、5月米リッチモンド連銀製造業景気指数は予想より弱い内容となった半面、4月米新築住宅販売件数は予想より強い内容となるなど強弱入り混じる結果となった。
ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0778ドルと22時時点(1.0764ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言を受けて、22時過ぎに一時1.0763ドルと日通し安値を付けたものの、19日の安値1.0760ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが進んだ。
ユーロ円はもみ合い。24時時点では149.32円と22時時点(149.46円)と比べて14銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.24円 - 138.91円
ユーロドル:1.0763ドル - 1.0821ドル
ユーロ円:149.11円 - 150.06円
(中村)