東京外国為替市場概況・10時 ドル円、買い一服

 29日の東京外国為替市場でドル円は買い一服。10時時点では140.75円とニューヨーク市場の終値(140.60円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。米国の債務上限が基本合意となったことにより早朝から堅調に始まったドル円だが、日経平均株価が上げ幅を拡大すると9時過ぎには140.92円まで上値を伸ばした。しかし、半年ぶりの水準でもあることで本邦から売りが出たことや、東京仲値にかけてのドル買い意欲も限られたことで買いは一服となっている。
 
 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0719ドルとニューヨーク市場の終値(1.0723ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。朝から値動きは限られ1.0720ドルを挟んで小動き。

 ユーロ円は伸び悩み。10時時点では150.89円とニューヨーク市場の終値(150.76円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。9時前にはドル円の動きに連れて151.07円までじり高になったが、ドル円の買いが一服するとユーロ円も伸び悩んだ。
 なお、7年超ぶりとなる173.98円まで上昇したポンド円も、ドル円の買いが一服したこともあり173.70円近辺まで戻している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.54円 - 140.92円
ユーロドル:1.0714ドル - 1.0733ドル
ユーロ円:150.66円 - 151.07円

(松井)
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