NYマーケットダイジェスト・30日 株高安まちまち・円高
(30日終値)
ドル・円相場:1ドル=139.79円(前営業日比▲0.66円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=150.08円(▲0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0736ドル(△0.0030ドル)
ダウ工業株30種平均:33042.85ドル(▲50.49ドル)
ナスダック総合株価指数:13017.43(△41.74)
10年物米国債利回り:3.68%(▲0.12%)
WTI原油先物7月限:1バレル=69.46ドル(▲3.21ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=1958.0ドル(△13.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
3月米住宅価格指数(前月比) 0.6% 0.7%・改
1-3月期米住宅価格指数(前期比) 0.5% 0.2%・改
3月米ケース・シラー住宅価格指数
前年比 ▲1.2% 0.4%
5月米消費者信頼感指数 102.3 103.7・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。米10年債利回りが低下したことを背景に売りが強まり、21時過ぎには一時139.58円まで値を下げた。5月米消費者信頼感指数が市場予想を上回ると140.11円付近まで持ち直したが、米金利が低下幅を拡大し、ダウ平均が200ドル近く下落すると売りが再開。23時30分過ぎには139.57円と本日安値を付けた。一方、26日安値の139.50円がサポートとして意識されると、その後は139円台後半でのもみ合いとなった。
・ユーロドルは6営業日ぶりに反発。米金利低下に伴って21時過ぎに1.0747ドルまで上昇したが、その後は次第に値動きが鈍くなった。下押しは1.0714ドルに限られ、値幅は33pips程度と狭かった。
・ユーロ円は続落。米国株の下落を受けてリスク回避の円買いが進んだ流れに沿って3時過ぎには一時149.74円と本日安値を付けた。もっとも、株安が一服すると徐々に買い戻しが入り150円台を回復した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。米利上げ観測が高まるなか、景気敏感株や消費関連株への売りが広がった。米債務上限法案の議会承認への警戒感が根強いことも売りを促し、指数は一時200ドル近く下落した。もっとも、引けにかけては押し目買いが入り下げ幅を縮めた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は3日続伸した。昨年8月以来の高値を更新。新製品発表が好感されエヌビディアが連日で買われたことも相場の押し上げ要因となった。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。連休明けの債券市場では持ち高調整の買いが活発化した。市場では「月末を控えて機関投資家による保有債券の残存年月を延ばすための買いも入った」との声が聞かれた。
・原油先物相場は大幅に反落した。来月4日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚級会合を控え、神経質な動きが続いた。先週はサウジアラビアから追加減産を示唆する発言も出た一方、ロシアからは追加減産は必要ないとの意見も伝わった。決して一枚岩ではないOPECプラスを警戒し、買い持ちを手仕舞う動きが広がった。節目70ドルを割り込み、一時5日以来の安値となる69ドル手前まで下げ足を速めた。
・金先物相場は続伸。連休明けの米債券市場で中・長期債利回りが低下すると、金利がつかない金の魅力が相対的に高まり買いが入った。ロシアの首都モスクワがドローンによる攻撃を受けたことが報じられ、地政学リスクの高まりも安全資産とされる金に資金を向かわせた。
(越後)
ドル・円相場:1ドル=139.79円(前営業日比▲0.66円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=150.08円(▲0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0736ドル(△0.0030ドル)
ダウ工業株30種平均:33042.85ドル(▲50.49ドル)
ナスダック総合株価指数:13017.43(△41.74)
10年物米国債利回り:3.68%(▲0.12%)
WTI原油先物7月限:1バレル=69.46ドル(▲3.21ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=1958.0ドル(△13.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
3月米住宅価格指数(前月比) 0.6% 0.7%・改
1-3月期米住宅価格指数(前期比) 0.5% 0.2%・改
3月米ケース・シラー住宅価格指数
前年比 ▲1.2% 0.4%
5月米消費者信頼感指数 102.3 103.7・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。米10年債利回りが低下したことを背景に売りが強まり、21時過ぎには一時139.58円まで値を下げた。5月米消費者信頼感指数が市場予想を上回ると140.11円付近まで持ち直したが、米金利が低下幅を拡大し、ダウ平均が200ドル近く下落すると売りが再開。23時30分過ぎには139.57円と本日安値を付けた。一方、26日安値の139.50円がサポートとして意識されると、その後は139円台後半でのもみ合いとなった。
・ユーロドルは6営業日ぶりに反発。米金利低下に伴って21時過ぎに1.0747ドルまで上昇したが、その後は次第に値動きが鈍くなった。下押しは1.0714ドルに限られ、値幅は33pips程度と狭かった。
・ユーロ円は続落。米国株の下落を受けてリスク回避の円買いが進んだ流れに沿って3時過ぎには一時149.74円と本日安値を付けた。もっとも、株安が一服すると徐々に買い戻しが入り150円台を回復した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。米利上げ観測が高まるなか、景気敏感株や消費関連株への売りが広がった。米債務上限法案の議会承認への警戒感が根強いことも売りを促し、指数は一時200ドル近く下落した。もっとも、引けにかけては押し目買いが入り下げ幅を縮めた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は3日続伸した。昨年8月以来の高値を更新。新製品発表が好感されエヌビディアが連日で買われたことも相場の押し上げ要因となった。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。連休明けの債券市場では持ち高調整の買いが活発化した。市場では「月末を控えて機関投資家による保有債券の残存年月を延ばすための買いも入った」との声が聞かれた。
・原油先物相場は大幅に反落した。来月4日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚級会合を控え、神経質な動きが続いた。先週はサウジアラビアから追加減産を示唆する発言も出た一方、ロシアからは追加減産は必要ないとの意見も伝わった。決して一枚岩ではないOPECプラスを警戒し、買い持ちを手仕舞う動きが広がった。節目70ドルを割り込み、一時5日以来の安値となる69ドル手前まで下げ足を速めた。
・金先物相場は続伸。連休明けの米債券市場で中・長期債利回りが低下すると、金利がつかない金の魅力が相対的に高まり買いが入った。ロシアの首都モスクワがドローンによる攻撃を受けたことが報じられ、地政学リスクの高まりも安全資産とされる金に資金を向かわせた。
(越後)