今日の株式見通し=堅調か 米国株は終盤にかけて上げ幅を拡大

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は189ドル高の34066ドルで取引を終えた。ニューヨーク連銀が公表した1年先の期待インフレ率が低水準となり、金融引き締め長期化への懸念が後退。6月FOMCでは利上げが見送りになるとの見方が一段と強まる中、3指数がそろって終盤にかけて上げ幅を広げた。ドル円は足元139円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて255円高の32675円、ドル建てが345円高の32765円で取引を終えた。

 米国ではきょうからFOMCが開催され、本日は米5月消費者物価指数(CPI)の発表もあるが、これらを前にしても米株市場で警戒感は高まらなかった。3指数とも引け味が良く、日本株も連れ高の展開を予想する。国内もきのうTOPIXやマザーズ指数が年初来高値を更新しており、基調が強い。米国ではナスダックが1.5%高とパフォーマンスが良く、グロース株買いが盛り上がりそうだ。日経平均はきのうは32500円より上では伸び悩んだが、きょうは32500円を大きく上回って始まる展開が想定される。買い手の勢いがつくことで、場中も上を試しやすい地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは32550円-32850円
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。