ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、堅調

 15日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは堅調。24時時点では1.0910ドルと22時時点(1.0863ドル)と比べて0.0047ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測を背景にユーロ買い・ドル売りが優勢になると、一時1.0921ドルと5月12日以来約1カ月ぶりの高値を更新した。
 なお、ラガルドECB総裁は理事会後の記者会見で「ECBは利上げについてまだやるべきことがある」「7月に利上げの公算が極めて大きい」「停止は考えていない」などと発言した。

 ドル円は上値が重い。24時時点では140.46円と22時時点(140.70円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。対ユーロ中心にドル売りが進んだ影響を受けたほか、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入り一時140.16円付近まで下押しした。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時102.34まで低下した。

 ユーロ円は強含み。24時時点では153.24円と22時時点(152.85円)と比べて39銭程度のユーロ高水準。ECBの利上げ継続観測を背景に円売り・ユーロ買いが出た。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.94円 - 141.50円
ユーロドル:1.0804ドル - 1.0921ドル
ユーロ円:151.61円 - 153.39円

(中村)
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