ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では144.46円と22時時点(144.59円)と比べて13銭程度のドル安水準となった。6月米ISM製造業景況指数が46.0と予想の47.2を下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。アジア時間の安値144.23円や前週末の安値144.21円を下抜けて一時143.99円まで値を下げた。
 ただ、日米金融政策の方向性の違いから押し目買いなどが入ると144.50円台まで持ち直した。米長期金利の低下が一服したことも相場を下支えした。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0906ドルと22時時点(1.0909ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。米ISM製造業景況指数の下振れをきっかけに全般ドル売りが先行すると一時1.0934ドルと日通し高値を付けたものの、米長期金利の低下が一服すると徐々に上値を切り下げた。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では157.56円と22時時点(157.73円)と比べて17銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.99円 - 144.91円
ユーロドル:1.0871ドル - 1.0934ドル
ユーロ円:157.26円 - 157.93円


(中村)
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