東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、一転下落

 25日午後の東京外国為替市場でユーロ円は一転下落。17時時点では156.51円と15時時点(156.62円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。中国当局による景気刺激策への期待感から中国・香港株が大幅上昇となったことで、リスク選好のクロス円買いでユーロ円は156.89円まで上値を広げた。しかし、欧州株式市場が軟調に始まったことや、ダウ先物株価も下げに転じたことで伸び悩み156.45円前後まで下押しした。その後はもみ合いが続いたが、7月独Ifo企業景況感指が昨日のPMIに続き、予想を下回ると156.23円まで下落した。

 ドル円は上値が重い。17時時点では141.38円と15時時点(141.40円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。クロス円の買いを支えに16時過ぎには141.57円付近まで上昇したが、クロス円が伸び悩むとドル円も上値が重くなり141.23円近辺まで下押しした。

 ユーロドルは弱含み。17時時点では1.1070ドルと15時時点(1.1076ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の上昇に連れて1.1087ドルまでじり高になった。しかし、7月独Ifoが予想を下回ると、17時過ぎには1.1055ドルまで弱含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.21円 - 141.62円
ユーロドル:1.1055ドル - 1.1087ドル
ユーロ円:156.23円 - 156.89円


(松井)
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