欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、軟調

 30日の欧州外国為替市場でドル円は軟調。22時時点では145.87円と20時時点(146.32円)と比べて45銭程度のドル安水準だった。8月米ADP全米雇用報告や4-6月期米国内総生産(GDP)改定値が相次いで予想より弱い結果となったことを受け、145.82円前後まで売られた。

 ユーロドルは堅調。22時時点では1.0920ドルと20時時点(1.0890ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ高水準だった。8月独消費者物価指数(CPI)速報値の前年比が予想を上回ったほか、米経済指標が相次いで弱い結果となったことを受けてドル売りが強まったことも合わさり、22日以来となる1.0926ドルまで買われた。ドル売りが強まった影響を受け、豪ドル米ドルが0.6517米ドル、NZドル米ドルは0.6001米ドルまで、それぞれ上昇している。

 ユーロ円は伸び悩み。22時時点では159.30円と20時時点(159.35円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。8月独CPIの発表直後に159.10円付近まで下押すも、売りが一巡するとユーロドルの上昇に連れて159.30円台まで反発。ただ、その後は米GDP改定値を受けたドル円の下げが重しとなって伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.78円 - 146.54円
ユーロドル:1.0855ドル - 1.0926ドル
ユーロ円:158.55円 - 159.44円


(川畑)
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