ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い動き。24時時点では147.69円と22時時点(147.18円)と比べて51銭程度のドル高水準だった。ウォーラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「データは差し迫って何かをする必要を示していない」などと発言すると一時147.09円付近まで売られる場面もあったが、下押しは限定的だった。米長期金利の上昇に伴うドル買いが優勢となり、24時過ぎに一時147.73円と昨年11月以来約10カ月ぶりの高値を更新した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0708ドルと22時時点(1.0745ドル)と比べて0.0037ドル程度のユーロ安水準となった。米金利上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると、一時1.0707ドルと6月8日以来約3カ月ぶりの安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.89と3月15日以来の高値を付けた。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では158.15円と22時時点(158.15円)とほぼ同水準だった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.39円 - 147.73円
ユーロドル:1.0707ドル - 1.0798ドル
ユーロ円:157.81円 - 158.41円


(中村)
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