欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、じり安

 13日の欧州外国為替市場でユーロドルはじり安。20時時点では1.0737ドルと17時時点(1.0743ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。独10年債利回りが小幅に上昇するなか、7月ユーロ圏鉱工業生産が予想以上のマイナスとなったことのユーロへの悪影響はさほど大きくなかった。しかし「ドイツが2023年のGDP見通しを最大0.3%のマイナスへ修正(※4月時点予想+0.4%)」とのニュースが流れると下値を探る動きに。一時1.0729ドルまで下げた。

 ドル円は底堅い。20時時点では147.38円と17時時点(147.26円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。時間外取引の米10年債利回りが4.306%前後と、8月23日以来の水準までじり高。軟化したユーロに対するドル強含みもあって一時147.44円前後と、本日高値圏を回復した。

 ユーロ円はもみ合い。20時時点では158.25円と、17時時点(158.21円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドル軟化がやや重しになる場面もあった。一方でドル円が戻した動きによる円安を支えに下げ渋った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.02円 - 147.45円
ユーロドル:1.0729ドル - 1.0765ドル
ユーロ円:158.01円 - 158.65円

(関口)
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