欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、じり高

 15日の欧州外国為替市場でユーロドルはじり高。20時時点では1.0934ドルと17時時点(1.0923ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。18時発表の8月独ZEW景況感指数は-12.3と、前月並みの結果を見込んでいた市場予想の-14.7よりややマイナス幅を縮小。直後の独債券、ユーロ相場の反応は限られた。しかしながら、独10年債利回りが徐々に上がり始め2.7%台に乗せて上昇。この動きを支えにユーロドルは1.0945ドル、ポンドドルも連れて1.2730ドルまで買われた。ポンド上昇は本日発表の英週平均賃金が予想上回ったことも支援要因だった。

 ユーロ円も一時上振れ。20時時点では159.14円と、17時時点(159.26円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。対ドルでの欧州通貨上昇と同様に独ZEW景況感指数の発表後に独金利が水準を切り上げるなか159.34円まで、ポンド円も185.31円まで上昇。ただ、欧州株や米株先物の軟調もあって伸び悩んだ。

 ドル円は伸び悩み。20時時点では145.54円と17時時点(145.80円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。対欧州通貨でドルが下押すなか、ドル円もドル安推移。米10年債利回りは昨年11月以来の水準4.23%台まで上昇したものの、ダウ先物が240ドル安付近と軟調でリスク回避の円買い方向へ傾きやすかった。145.52円前後へ下押す場面があった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.33円 - 145.87円
ユーロドル:1.0900ドル - 1.0945ドル
ユーロ円:158.54円 - 159.34円

(関口)
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