欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、底堅い

 13日の欧州外国為替市場でユーロドルは底堅い。20時時点では1.1171ドルと17時時点(1.1155ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。インフレ率の根強い上昇が意識されているユーロ圏と、予想以上のインフレ鈍化が示された米国との違いに着目したユーロ買い・ドル売りが出た。時間外取引で米長期金利の低下は一服したが、対欧州通貨などではドル売りの流れが続き、一時1.1174ドルと昨年3月以来の高値を更新した。

 ユーロ円はしっかり。20時時点では154.75円と17時時点(154.36円)と比べて39銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれたほか、欧州株式相場が底堅く推移していることを手掛かりにした買いも入った。一時154.82円まで上値を伸ばした。

 ドル円は買い戻し。20時時点では138.51円と17時時点(138.37円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。株高を支えに全般円安が進んだ影響を受けた。一方で、対欧州通貨などでドル売りが出たこともあり、積極的に上値を試す展開にはなっていない。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.08円 - 138.83円
ユーロドル:1.1129ドル - 1.1174ドル
ユーロ円:153.89円 - 154.82円

(岩間)
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