欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、伸び悩み

 10日の欧州外国為替市場でユーロドルは伸び悩み。20時時点では1.0959ドルと17時時点(1.0955ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。独長期金利が上昇したことを受け、欧米金利差縮小への思惑から買いが先行。前週末高値の1.0973ドルに面合わせする場面があった。もっとも、その後は同水準付近を上抜けられずに伸び悩んだ。欧州勢の本格参入後も依然として狭いレンジ内での推移が続いている。

 ドル円は下げ渋り。20時時点では142.43円と17時時点(142.29円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。16時過ぎにつけた142.24円付近から142.60円近辺までやや買い戻しが入った。新規の取引材料を欠く中で持ち高調整の動きが中心となったが、アジア時間の終盤に進んだ売りの動きは一巡した格好だ。

 ユーロ円は20時時点では156.10円と17時時点(155.88円)と比べて22銭程度のユーロ高水準だった。欧米株価指数が売り一服となったことに伴い、156.30円付近まで下値を切り上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.12円 - 143.01円
ユーロドル:1.0945ドル - 1.0973ドル
ユーロ円:155.76円 - 156.67円

(岩間)
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