欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、売り一服

 23日の欧州外国為替市場でユーロドルは売り一服。20時時点では1.0868ドルと17時時点(1.0869ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。弱い仏・独購買担当者景気指数(PMI)速報値を受け、17時発表の6月ユーロ圏PMI速報値も予想以上に弱まったことが確認された局面で1.0845ドルまで下値を広げた。同水準をつけた後は売り一巡感が生じ、1.0870ドル近辺へ戻した。

 ドル円は底堅い。20時時点では143.26円と17時時点(142.88円)と比べて38銭程度のドル高水準だった。弱い欧州各PMIを嫌気した欧州金利の低下に引っ張られた米10年債利回りの低下は3.725%までにとどまった。同利回りが3.74%台へ戻すと、ドル円は143.30円前後へ反発した。

 ユーロ円は下げ渋り。20時時点では155.70円と、17時時点(155.29円)と比べて41銭程度のユーロ高水準だった。弱いPMIを受けた下落が一服。急落の反動もあって155.80円近辺まで戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.77円 - 143.45円
ユーロドル:1.0845ドル - 1.0959ドル
ユーロ円:155.06円 - 156.83円

(関口)
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