欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、底堅い

 22日の欧州外国為替市場でユーロドルは底堅い。20時時点では1.1004ドルと17時時点(1.0994ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。利上げが予想される英金融政策の発表にかけポンドドルが1.28ドル台を回復するなか、ユーロドルも連れ高で5月8日以来の高値1.1012ドルまで上昇した。
 イングランド銀行(BOE)は政策金利を予想の0.25%を上回る幅となる0.50%の引き上げを決定。ポンドドルは1.2837ドルまで上昇が先行した。

 ユーロ円は堅調。20時時点では156.32円と、17時時点(155.89円)と比べて43銭程度のユーロ高水準だった。ポンドは対円でも買われ182.45円まで上昇が先行。ユーロ円も連れて上昇し2008年9月以来、約15年ぶりの高値を156.51円まで更新した。

 ドル円はじり高。20時時点では142.05円と17時時点(141.79円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。クロス円の円安推移や時間外取引の米10年債利回りが一時3.77%台へ上振れたことを後押しに142円台を回復。142.16円まで上昇する場面もあった。

 トルコ中銀は政策金利を8.50%から15.00%へ引き上げた。予想を下回る利上げ幅で、トルコリラは対ドルで23.67リラ台、対円で6.00円までリラ安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.61円 - 142.16円
ユーロドル:1.0980ドル - 1.1012ドル
ユーロ円:155.62円 - 156.51円

(関口)
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