欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、強含み

 1日の欧州外国為替市場でユーロドルは強含み。20時時点では1.0709ドルと17時時点(1.0670ドル)と比べて0.0039ドル程度のユーロ高水準だった。5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は予想を下回る結果となったが、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「インフレ率が2%目標に戻る軌道に乗っていると十分に確信できるまで利上げを続ける必要がある」などの見解を示したこともあり、ユーロ買いの流れが続いた。一時1.0715ドルまで本日高値を更新した。

 ドル円は伸び悩み。20時時点では139.54円と17時時点(139.91円)と比べて37銭程度のドル安水準だった。米金利の上昇が一服したことに伴い、対欧州通貨などを中心にドルが戻り売りに押された影響を受けた。17時前につけた139.95円の高値から139.50円台まで押し戻された。
 
 ユーロ円は20時時点では149.44円と17時時点(149.28円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。ECB総裁の発言を手掛かりにユーロ買いが進んだ流れに沿って、一時149.68円まで上昇する場面も見られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.97円 - 139.95円
ユーロドル:1.0662ドル - 1.0715ドル
ユーロ円:148.63円 - 149.68円

(岩間)
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