欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、しっかり

 30日の欧州外国為替市場でユーロドルはしっかり。20時時点では1.0731ドルと17時時点(1.0690ドル)と比べて0.0041ドル程度のユーロ高水準だった。時間外取引で米10年債利回りが3.71%台まで低下幅を拡大したことに伴い、全般にドル売りが進んだ。19時30分過ぎには一時1.0736ドルまで本日高値を更新。また、ポンドドルが1.2432ドルまで上値を伸ばすなど、他の欧州通貨も堅調に推移した。

 ドル円は戻りが鈍い。20時時点では140.12円と17時時点(140.26円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。神田財務官は財務省・金融庁・日銀による3者会合後に「過度な為替変動は好ましくない」「為替市場の動向に適切に対応する」「特定の相場のレベルには着目しない、変動幅が重要」などの見解を示した。市場では足もとの円安進行に対して警戒感を強めているわけではないと受け止められ、発言後には140.65円付近まで買い戻しが入る場面もあった。ただ、全般にドル売りが強まる中で戻りは鈍く、一巡後は140.03円近辺まで再び失速した。
 
 ユーロ円は20時時点では150.37円と17時時点(149.94円)と比べて43銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれて下値を切り上げる展開となり、150.50円台まで買い戻しが入った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.97円 - 140.93円
ユーロドル:1.0673ドル - 1.0736ドル
ユーロ円:149.75円 - 150.63円

(岩間)
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