欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、軟調

 4日の欧州外国為替市場でユーロドルは軟調。22時時点では1.1008ドルと20時時点(1.1060ドル)と比べて0.0052ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)は政策金利を市場予想通り3.75%に引き上げたほか、声明文では「理事会の今後の決定で政策金利は十分に景気抑制的な水準に引き上げられ、必要な限りその水準で維持される」などの見解を示し、追加利上げ方針も示唆した。もっとも、ユーロはECBの金融政策公表後に売りで反応。発表前の1.1080ドル付近から1.1002ドルの安値まで売りに押された。

 ドル円は買い戻し。22時時点では134.82円と20時時点(134.48円)と比べて34銭程度のドル高水準だった。1-3月期米単位労働コスト・速報値が前期比年率6.3%と市場予想を上回る結果となったことを受け、米金利の上昇とともに買い戻しが入った。一時134.87円まで本日高値を更新した。

 ユーロ円は22時時点では148.43円と20時時点(148.76円)と比べて33銭程度のユーロ安水準だった。ユーロ売りの流れに沿って、一時148.28円まで円買い・ユーロ売りが進んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.15円 - 134.87円
ユーロドル:1.1002ドル - 1.1091ドル
ユーロ円:148.28円 - 149.25円

(岩間)
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