欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、じり高

 11日の欧州外国為替市場でユーロドルはじり高。20時時点では1.0922ドルと17時時点(1.0895ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。イースター関連休暇明けの欧・英債券利回りが、休暇入り前の水準より切り上がって推移するなか欧州通貨の買い戻しが進んだ。ユーロドルは一時1.0927ドル、ポンドドルも1.2456ドルまで上昇。ともに昨日の急落幅を帳消しにした。

 ドル円は上値が重い。20時時点では133.03円と17時時点(133.14円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りの低下一服がやや支えとなる場面もあった。しかし、同2年債利回りの低下は断続的に進み、欧州通貨に対するドル軟化も引き続き重し。一時132.99円と、133円の大台をわずかながら割り込んだ。

 ユーロ円はもみ合い。20時時点では145.30円と、17時時点(145.06円)と比べて24銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の円高推移と、欧州通貨のじり高の影響の双方を受け、一定のレンジ内の上下が続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.99円 - 133.69円
ユーロドル:1.0854ドル - 1.0927ドル
ユーロ円:144.88円- 145.43円

(関口)
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