欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、弱含み

 6日の欧州外国為替市場でユーロドルは弱含み。20時時点では1.0628ドルと17時時点(1.0648ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。独長期金利の低下などを手掛かりにポジション調整の売りが進み、一時1.0625ドル付近まで下押し。1月ユーロ圏小売売上高が予想より弱い結果となったことも重しとなった。なお、レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミストは「現在の情報は3月以降の利上げ継続を示唆」などの見解を示したが、相場への影響は限定的だった。

 ドル円は買い戻し。20時時点では136.02円と17時時点(135.68円)と比べて34銭程度のドル高水準だった。対欧州・オセアニア通貨などでドルの買い戻しが進んだことに伴い、一時136.15円まで本日高値を更新。時間外の米10年債利回りは3.90%台まで低下幅を拡大したが、欧州勢の本格参入後は米金利に対する反応も鈍くなった。

 ユーロ円は20時時点では144.57円と17時時点(144.47円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。17時30分過ぎに144.78円まで上昇したものの、その後はユーロドルの下げにつれて伸び悩んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.37円 - 136.15円
ユーロドル:1.0613ドル - 1.0657ドル
ユーロ円:144.12円 - 144.78円

(岩間)
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