欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、戻り鈍い

 2日の欧州外国為替市場でユーロドルは戻りが鈍い。22時時点では1.0606ドルと20時時点(1.0614ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。アジア時間からのじり安基調が継続する形で22時前には一時1.0605ドルまで下値を広げた。なお、2月2日分の欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨が明らかになり、「景気は想定されていたものよりも底堅いことが判明」「エネルギーショックは想定以上に早く消える可能性」など楽観的な見通しが目立ったが、ユーロ相場への影響は限られた。

 ドル円は底堅い。22時時点では136.79円と20時時点(136.73円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。対欧州通貨などを中心にドル高が継続した影響から136.80円台まで一時下値を切り上げている。米30年債利回りが昨年11月以来の4%台を突破したこともドル買いを促した要因との声も聞かれた。

 ユーロ円は22時時点では145.08円と20時時点(145.13円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:136.02円 - 136.87円
ユーロドル:1.0605ドル - 1.0673ドル
ユーロ円:144.93円 - 145.57円


(越後)
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